はじめての方へ

「発達」とは何でしょうか?

お父さん・お母さんたちから、お子さまについてこんなお悩みの声を耳にすることがあります。

  • まわりについていけない
  • 困りごとが多い
  • できない子供が許せない
  • 他のお子さんとウチの子は違うようだ…
  • 子ども発達が気になる、そしてそれが受け入れ難い…

しかし、ちょっと考えてみていただきたいことがあります。

それは「発達とは何か?」ということです。

発達とは、お子さまだけのものなのでしょうか?

発達と「原始反射」

発達障害と原始反射の残存には、大きな関係が見られます。

そして、原始反射が残存してしまう大きな理由は「動きが足りないこと」です。

私は「動きが足りないこと」が近年、発達障害と呼ばれる子どもたちが急増している大きな理由だと考えています。

ちなみに、残存することのメリットもあるんですね。

ですが、社会が行き過ぎれば行き過ぎるほど、その人にとって自由でベストなタイミングでなされるはずだった発達が阻害されてします。

生きるために必要な力

「原始反射」は、胎児から乳児期にかけて受け身の赤ちゃんが、自分を守りながら新たな環境に適応し、生き延びるために備えている機能です。

つまり赤ちゃんは、産まれながらにして生きるために必要な力を兼ね備えているんですね。

ですが、通常は成長の過程でさまざまな経験や刺激が加わり成長することで、原始反射は必要がなくなります。

すると、人はだんだんと反射的な行動から意識的な行動へと成長と遂げて行きます。

このような変化を「統合」と呼びます。

しかし、何らかの理由で統合がなされないことがあるんですね。

すると、思わぬときに思わぬ反応をすることがあったりします。

このときの状態や言動を、広く「発達障害」と呼んでいるのが実情です。

対処法ばかりの現状

社会では、いまだ発達障害については「対処法」ばかりが話題をさらいます。

どうやら「改善法」がないと思われているようです。

そのため、ずっと今の状態がつづくという考えのもと、発達障害について議論が交わされているように、私は感じています。

とはいえ、確実に申し上げられることは、たとえお医者さまから発達障害だと診断されたお子さまであっても、つねに発達しているということです(今、この瞬間にも!)。

もっと言うと、私たちはいくつになっても発達中なんですね。

そして、一見すると特徴的な動きや行動とは、実は、お子さまが自身の発達を促すために行なっているものなんです。

お風呂が好きなお子さま

例えば「両生類反射」という原始反射が残っているお子さまは“水遊び”を通じて反射を統合しています。

そのため、なかなかお風呂から出ようとはしないということがあります。

また、大人でも「吸啜(きゅうてつ)反射」と呼ばれる口まわりの発達が統合されていない方は、よくしゃべったり、くわえタバコなどで、ご自分の口まわりを発達させているということがあります。

そして、それらの行動が制限されなければ、人はひとりひとりベストなタイミングとペースで発達することができるんですね。

制限されてしまう社会の中で

以上を踏まえると、本来は、お子さまのふるまいに親が手や口を出す必要がないことが、おわかりいただけるかと思います。

しかし(残念がながら)、システム重視の現代社会ではルールに従ってお行儀よく、大勢と協調することがどうしても求められてしまいます。

事実、現代人は6歳になれば否が応でも小学校というシステムに入ることが義務づけられていますよね。

でも、小学1年生のお子さまが、40分×4時間を座りつづけなくてはならないことは、やっぱり苦痛ですよね。

だって、子どもというのは本来動くものですから。

そして、イスに座りつづけさせることが、発達の遅れを生んでいることも否めません。

ちなみに、このような“制限”はすでに赤ちゃんのころからはじまっています。

小さいうちから、親のご事情でシステムの中に入らざるを得なかったり、親子のスキンシップや遊びがままならなかったり…。

また、利便性を重視するあまり、身体を使う機会が昔に比べると激減していると感じます。

いくつであっても、統合されます

こうした経緯もあってか「発達障害」を抱えている方の増加が問題視されたり、いわゆる「グレーゾーンの子供」や「大人の発達障害」といった話題を耳にすることが増えたように思います。

(それに対し)「昔は(発達障害は)少なかったのになー」なんて、つぶやく方もいらっしゃいます。

ですが、時代はつねに変化をしています。

昔に比べて現代は、生活スタイルが変化し、どんどん便利になりました。

そして実は、そのような変化が私たちの成長に必要な「動き」が足りなくさせてしまい、結果的に発達を遅らせてしまっていることもわかってきました。

だとするなら、現代においてはお子さまの最適な発達に必要な動きを日常的に、意識的に取り入れるべきではないかと、私は考えております。

ちなみに、大人の方で発達障害を抱えていらっしゃる方であっても、発達することは可能です。

足りなかった動きを行い、そして原始反射を統合することで、いくつであっても発達を促すことはできます。

PRIMという希望を届けたい

くり返しますが、お子さまが周囲となじめていないと感じたり、日々の刺激に対して敏感、あるいは鈍感であったり、社会システムについていけないと感じている場合には、いまだ統合されていない原始反射の残存が関わっている可能性があります。

そこで、私が原始反射を統合するための方法として、お勧めしているのがPRIM(原始反射統合メソッド)です。

そして、実際にPRIMを実践された方(大人も子どもも)、着実に発達が促されている成果がございます。

発達は、動きで促すことができます。

発達障害は、発達できるし障害ではありません。

ぜひ、発達障害で悩んでおられる一人でも多くの方に、PRIMを実践していただきたいと私は願っております。

そして、おひとりおひとりが自分らしく幸せな人生が歩める一助になれれば幸いです。

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